「弘…さん。」 さん付けにした意味は、もう彼は私にとって大切な人ではなくなったようなものであったから。 「そんな…、いかないでくれ!りう!!」 全てを弘に話した。 そしたら、それでも私と居たいと。そう言ってくれた。 だめなの だめなのよ 「来ないで…」 弘がこちらへ来ようとする。私の体はそれを拒否する。 体に力が入る 「もう、私は弘を愛しすぎてしまった…もう、だめなのですよ!」 「え…?」 「あっ」 言ってしまった… ああ、もうだめだ “妖精”に、何で私は生まれちゃったんだろう。