彼だけのお姫様♪

「やっぱり叫ばれるのはねぇ~。困るよ、こっちは最後までイっちゃおうと思ってるのに、もし誰かに途中でバレたらとめられるでしょ??だから口ふさごうかな~って思ってたけど、やっぱりヤってるときは喘ぎ声とか聞きたいしな~」






この変体め!何が喘ぎ声だよ!!絶対声なんてださないからな!!





そう思ってる間に男の顔がもうすぐそこまで来ている。






「イヤ!!ダメ――――――――」





あたしの声が途中で途切れる。







男が自分の唇であたしの口をふさいでるから……







「――――――――んンッ――――――」






声なんて出したくないのに、今までとは違う深いキスに声が自然と間からでてしまう。






こんな変体にキスされてると思うと、吐き気がしてくる。





ましてやこれから犯されるなんて……







「―――――――んンッ――はぁッ――――」





唇が開放されて今までなかった酸素が急に入ってくる。





あたし、酸欠状態だったんだ。





「いいね。声、かわいいよ」





やっぱり男のねっとりとした喋り方に虫唾がはしる。





あたしはこの人が生理的に受け付けられない。