彼だけのお姫様♪

「んじゃーな」






「うん。送ってくれてありがとぉ」







ココはあたしの家の前。






あれから六人で帰ってたんだけど、途中であたしたちだけ分かれて帰ってきた。






なんでかわかんないけどあの四人は用事があるみたいで…







でも翌々考えるとあたしたちを二人きりにする目的だったりして~







って浮かれてると、不意打ちのキスが来た。







軽くだけど……でも確実に甘いよね。







毎回思うんだけど、翔ってキスがうまい。







どこで習得したんだろって時々思う。







もしかして中学のとき、そうとう女遊び激しかったとか??






「お~い。葵空??」






あ、いけない!!自分の世界に入り込んでたっ!!





「ゴメン。考え事してて……」





適当にいったあたしの言葉に翔は反応する。






「考え事ってあのことか??」






「えっ??あのこと??あのって何??」






そのときはホントにわからなくて、でも後で後悔することになる。






あたしが、こんなお気楽じゃなかったらって……