彼だけのお姫様♪

「とにかく、俺らの前でイチャイチャするお前らに問題があるんだ!!だから文句言うなよな」






「おっ!?弟様がご立腹だぞっ!!謝らなくていいのか、翔ー!?」






少し仏頂面で答えた涼を見て竜が翔を冷やかす。







っていうか竜って何気に涼のことひいきしてない??






『様』つけたりとかさ!?






もしかして……





「竜って涼のこと好き?」






「は??」






いきなり質問してみたんだけど…







いきなりすぎたみたいで涼も竜も何もいえないみたい。






「……あたりまえだろー!?好きじゃなかったら友達やってないだろ!?」







「あーそうか。そういう意味なんだ……」







竜の答えを聞いて少しだけ予想が外れたなと心のなかで思ってみる。







「何??BLとか思ったわけ??」







「ふぇ??」







思ってること的中されて今度はあたしがすぐに答えられなくなる。







やっぱ翔ってあたしの考えてることなんでもわかるんだね~。







「う、ううん。なんでもない!!」






一応否定してみるけど…。





BLなんて言葉使ったら涼に怒られるに決まってるもん。






そんな言葉どこで知ったんだ??って…。シスコンだもん。





「んじゃ、帰ろっか」





美夢の一言で帰ることになった。