彼だけのお姫様♪

「もうっ!!なんでこぅいい時に邪魔するの??」





あたしは文句を言ってみる。






邪魔者とはもちろん涼、竜、夏菜、美夢のこと。






この四人はあたしたちがいい感じのときに限って近くにいる。







前…っていうか今日の騒ぎのあとだってせっかくキスしてたのに途中で割り込んできて…







友達としては最高だけど、そういう面では気が利かないっていうか…







そもそも竜は空気読めないし。







楽しいからいいんだけどね…







「なんでってねぇ~。あたしたち的には二人が目の前でイチャイチャするのは気に入らない。なんかムカつく??」







「なにそれ~!?しかもなんで最後疑問系なの!?」







答えた夏菜にあたしはつっかかる。