「忠告??」
「そうだよ。俺は優しいんだから」
あたしが固まってる間に翔と男の話がものすごいスピードで進んでいく。
「“お姫様”にするって言っても、なにをしてもいい、どんな方法でもいいんだよ?俺はキスしちゃえばお姫様にできるかなーなんて適当に考えたけど、このゲームに参加してるやつらは皆男なんだ。このゲームと自分の欲望が混じっちゃってるヤツは、葵空ちゃんと
ヤっちゃえばいいなんて思うだろうね。で、証拠は写真は葵空ちゃんの裸写真ってトコかな??」
「……そんなわけないじゃん!!あたしとヤろうなんて誰も思わないよ!!」
やっと声がでた…。だからここぞとばかりに反論してみたんだけど…
「そっちのほうこそありえないね。かわいい女の子とヤれて、その上金まで手に入るんだから男にとっては好条件!!それにこんなゲームが実行されてるって時点で、葵空ちゃん本人の気持ちなんて無視でしょ??男はヤれたらそっちの気持ちなんて無視しちゃうやつが多いからね。だから、思わないなんてありえないんだよ」
それって…
「それって…レイプじゃん…??」
「そうだよ」
言ってみたものの、あっさり肯定されて全身の力が抜ける。
地面に倒れるように座り込みそうになって、寸前のところで翔があたしを支える。
あたしは翔にもたれるように立っているという形になった。
「お前、どっかいけよ」
