「冴、好きだよ」



徹哉に答えるようにアタシも腕を回す。



「アタシも徹哉が好き」



再びゆっくりと唇を重ね合わせる。


でも、さっきとは違う。

激しい大人のキス。



唇を離すと徹哉は言った。



「俺が18になったら約束どおり結婚しよう」



―約束どおり。


覚えててくれたんだね…徹哉。