オレは、レンの手を強く引いてドアを乱暴に開け、隣の部屋の壁に彼の身体を押し付ける。
「おい、レン。
昨夜、ハナに何した?
いや……
"ハナと"と言ったほうが正しいか?」
レンは固く結んでいた口を開いて、ゆっくりとしゃべり出した。
その言葉の一つ一つがトゲのように胸に突き刺さる。
「ミツ。
オレ……夕べ……ハナを抱いた。
これ、冗談じゃねぇから。」
想像はしていた。
しかし、やはり本人の口から聞いてショックを受けた。
「ふざけんなよ!
レンてめぇ、それでもオレとアイツの幼なじみかよ!」
気づいたら、レンの胸ぐらを掴んで、そう怒鳴ってしまっていた。
「……それはこっちのセリフだよ!
てめぇこそ、ハナの心の傷をちゃんと最後まで癒してやらなかっただろ!?
お前は、ハナに対してはバカみたいに優しすぎなんだよ!
いつものお前でいれば、ハナの心の傷も癒えてたし、オレもこんなことをせずに済んでたんだよ!
挿れたフリだけ、って何なんだよ!
当時は、成長度合い的に、妊娠させられないとは知ってたはずだろ?
日和りすぎだろ!
万が一にも、っていうのもあったんだろうけどな、おそらく。
理性飛ばしたオレも悪いけど、この状況の種をまいたミツも悪いんだよ!」
普段めったにマイナスの感情を表に出さないレンの、精一杯の反論。
さらに、胸ぐらを掴んでいたから距離が近かったのだろう。
オレの頬にレンの平手が飛んできた。
オレはムカついて、掴んでいたレンの胸ぐらを勢い良く離す。
レンが床に倒れ込んだのがわかった。
確かに、レンの言うことは事実だった。
……オレはあの日、本来中学生ですべきではないアダルトな行為を最後まで終わらせてはいなかった。
ハナの潤った箇所に太さのある硬いものを入れた。
ただ、それはフリで、実際には挿れていない。
それが、ハナのためだろうと思っていたから。
中学生で妊娠なんて、作り物の中だけの世界にしたかったからだ。
でも、結局は、ハナを苦しめていただけだったんだ。
何でそんなことが久しぶりに会ったレンに分かって、オレに分かんねぇんだよ。
そんな自分が情けなくなって涙が出てきそうになった。
やっぱさすが、幼なじみだな。
同時に、オレは幼なじみだからハナのことは何でも分かると思っていたけれど、それは幻想だったんだな。
レンのお姉さんの茜さんから少しだけ聞いた。
レンはオレとハナと同じ高校だそうだ。
ただ、帰国子女枠で、入試を受けたレンは特待生で、なおかつ留学生扱いだという。
現に、飛び級でアメリカだと大学3年生らしい。
そんなのアリかよ。
しかも、この高校の主要な行事が終わったら、アメリカに戻るという。
1年生のイングリッシュキャンプ。
2年生での海外への修学旅行。
それなら……ちょうどいい。
何年ぶりかの……期間限定にはなるが、3人一緒の学校生活。
そこで、今度こそ、この三角関係に決着をつけたい。
「レン。
勝負しようぜ。
これから始まる期間限定の高校生活の中で、オレとお前はハナにアタックしていく。
……決着は、そうだな。
幸いにして学校行事が豊富だから、その際にでもハナ自身につけてもらう。
どんな結果になっても恨みっこなしだ。
どうだ?」
「いいよ。
受けて立つ。」
その答えを聞いて、レンに手を差し出す。
レンは俺の手を取って立ち上がった後に、強く握ってきた。
……負ける気がしないな。
何せ、ハナの側に中学の頃も居れたのはオレの方だ。
その点は有利だ。
3年越しの勝負になる。
「おい、レン。
昨夜、ハナに何した?
いや……
"ハナと"と言ったほうが正しいか?」
レンは固く結んでいた口を開いて、ゆっくりとしゃべり出した。
その言葉の一つ一つがトゲのように胸に突き刺さる。
「ミツ。
オレ……夕べ……ハナを抱いた。
これ、冗談じゃねぇから。」
想像はしていた。
しかし、やはり本人の口から聞いてショックを受けた。
「ふざけんなよ!
レンてめぇ、それでもオレとアイツの幼なじみかよ!」
気づいたら、レンの胸ぐらを掴んで、そう怒鳴ってしまっていた。
「……それはこっちのセリフだよ!
てめぇこそ、ハナの心の傷をちゃんと最後まで癒してやらなかっただろ!?
お前は、ハナに対してはバカみたいに優しすぎなんだよ!
いつものお前でいれば、ハナの心の傷も癒えてたし、オレもこんなことをせずに済んでたんだよ!
挿れたフリだけ、って何なんだよ!
当時は、成長度合い的に、妊娠させられないとは知ってたはずだろ?
日和りすぎだろ!
万が一にも、っていうのもあったんだろうけどな、おそらく。
理性飛ばしたオレも悪いけど、この状況の種をまいたミツも悪いんだよ!」
普段めったにマイナスの感情を表に出さないレンの、精一杯の反論。
さらに、胸ぐらを掴んでいたから距離が近かったのだろう。
オレの頬にレンの平手が飛んできた。
オレはムカついて、掴んでいたレンの胸ぐらを勢い良く離す。
レンが床に倒れ込んだのがわかった。
確かに、レンの言うことは事実だった。
……オレはあの日、本来中学生ですべきではないアダルトな行為を最後まで終わらせてはいなかった。
ハナの潤った箇所に太さのある硬いものを入れた。
ただ、それはフリで、実際には挿れていない。
それが、ハナのためだろうと思っていたから。
中学生で妊娠なんて、作り物の中だけの世界にしたかったからだ。
でも、結局は、ハナを苦しめていただけだったんだ。
何でそんなことが久しぶりに会ったレンに分かって、オレに分かんねぇんだよ。
そんな自分が情けなくなって涙が出てきそうになった。
やっぱさすが、幼なじみだな。
同時に、オレは幼なじみだからハナのことは何でも分かると思っていたけれど、それは幻想だったんだな。
レンのお姉さんの茜さんから少しだけ聞いた。
レンはオレとハナと同じ高校だそうだ。
ただ、帰国子女枠で、入試を受けたレンは特待生で、なおかつ留学生扱いだという。
現に、飛び級でアメリカだと大学3年生らしい。
そんなのアリかよ。
しかも、この高校の主要な行事が終わったら、アメリカに戻るという。
1年生のイングリッシュキャンプ。
2年生での海外への修学旅行。
それなら……ちょうどいい。
何年ぶりかの……期間限定にはなるが、3人一緒の学校生活。
そこで、今度こそ、この三角関係に決着をつけたい。
「レン。
勝負しようぜ。
これから始まる期間限定の高校生活の中で、オレとお前はハナにアタックしていく。
……決着は、そうだな。
幸いにして学校行事が豊富だから、その際にでもハナ自身につけてもらう。
どんな結果になっても恨みっこなしだ。
どうだ?」
「いいよ。
受けて立つ。」
その答えを聞いて、レンに手を差し出す。
レンは俺の手を取って立ち上がった後に、強く握ってきた。
……負ける気がしないな。
何せ、ハナの側に中学の頃も居れたのはオレの方だ。
その点は有利だ。
3年越しの勝負になる。



