部屋で二人っきりで雑談中。
左を見ると、オレのことを昔よりずっと男っぽくなったとか言いながら頬を赤く染める、可愛い幼なじみ。

……そう言うハナも、すごく女らしくなった気がする。
3年前のあの頃はやっと少し胸が出てきたくらいだったのに。
Cは確実にある。
見栄を張って盛ってもDか。

こんな可愛いヤツが見知らぬ男に裸を見られて犯されたのがすげぇムカつく。

オレはまず、そのことによる心の傷を癒せなかったことを、彼女に謝った。
彼女は薄く微笑んで大丈夫と言った。
しかし、とてもそうは見えない。

これで悟った。

アイツ……ミツの野郎、完全にハナの心の傷を癒してやったワケじゃない。

ちょっと話をしただけでまたうずき出す傷なんて、完全に癒したなんて言えない。
ミツはハナに対しては優しすぎなんだよ。

…ハナ以外の、他の女にはドSなくせに。

……オレが日和ったミツの代わりに癒してやるよ。

覗き込んだハナの瞳は少し潤んでいる。

その目……マジ反則。

そんな目で見られたらオレ、マジで理性保たないよ?
いつもの優しいオレを演じられる余裕なんてないからね?
ちょうどベッドに座っている。
これはもう、いいよね。

手始めにハナの唇をやや強引に奪い、そっとハナの身体を倒す。

「んぅ……」

キス、慣れてない辺りが可愛い。

部屋の電気を完全に消して闇を作ってから何度も何度も……キスを繰り返す。

今、この瞬間。
オレとハナは……恋をしてるのかな。
永遠に叶うことのない、一夜限りの儚い恋を。

だけど……罪は重いな。
オレは……ミツを裏切ってる。

ミツだけじゃない。
アメリカにいるあの子も、裏切ることになる。

あの子とは、まだ彼女ではないし……

だけど……何でだろ?

心に感じる罪悪感。それを必死に振り払う。

ハナ?

お前もかなり……

罪、重いからね?

オレの理性を持たなくさせた罪。

オレにミツとあの子を……裏切らせる罪。

片方が背負うんじゃない。
共有し合えばいいんだ。

今から……ね?

この罪は一生背負うことになる。
忘れるなよ?
お互いに、ね?

高く甘い声を聞くたびに、下半身の男が疼いて大きさと硬さを増した。
こちらの準備も万端だ。

我慢とか無理だ。

指は、すんなりと受け入れてくれて、準備万端とばかりに潤っている。
ベルトをカチャ、と外して、下着ごと下ろす。

「いいよね、ハナ。」

もちろん、高校生活が始まる前に身篭らせるバカはいないので、そこはちゃんとする。

容赦なくハナと繋げて、自ら出し入れすると、締め付けが強くなってきた。
耐えきれなくて欲を吐き出すと、その量の多さに我ながらビビった。

男を欲情させられる女、って最高だ。

ハナの頭を撫でてから、キスを再開した。

何度目かの途中で、さすがに体力が尽きたのか眠りについた。