12月2日。
私は、ブライズメイドのリーダー、ミツがアッシャーのリーダーとして、いつの間にか日本に帰国していたレンとメイちゃんの、婚姻届提出に立ち会っていた。
レンなんて、ジャケットにスラックスでスーツみたいだ。
メイちゃんは薄いペールブルーのブラウスにベージュの膝上スカートにニーハイソックス、コートと靴、鞄は黒だ。
……どこぞの都会で働くOLみたい。
時刻は午前10時30分。
「おめでとう!メイちゃん、レン!」
「オレも嬉しいよ。
先を越されたのは、ちょっと羨ましいけど。」
婚姻届を受理してくれた受付の人が、せっかくなので写真でも撮ります、と言ってくれた。
向こうで村西さんの婚約者の絢原さんに借りたらしい、一眼レフカメラで写真を数枚、撮ってくれた。
その写真は、式でお披露目されるという。
そのまま、入籍報告と、ブライズメイドやアッシャーとの話し合いとなった。
場所は、数週間前に完成したばかりの、宝月の屋敷。
敷地がどデカい。
ドーム球場がいくつ入るんだろう。
シャンデリアとガラステーブル、白いソファーにバーにあるようなカウンター席が印象的なリビング。
この大所帯も余裕だ。
お酒こそ飲めないが、ジュースで乾杯して、ケータリングを頼んでパーティーへとなだれ込んだ。
「それにしても、久しぶりの日本、落ち着くなぁ。」
声がハモったのは、将輝くんと由紀だ。
ラブラブだなぁ、なんだかんだ言って。
有海は、ピアノコースで実績があり、留学制度も充実している音大に入学が決まったらしい。
奈斗くんから、遅くなったがご褒美をやる、と言われていた。
何だろう、ご褒美って。
女子同士で集まって、お祝いとともに、挙式当日の打ち合わせも行った。
挙式日は3月17日。
私たちと、エージェントルームの面々しか呼ばないらしい。
ゲストの受付は、由紀と将輝くんがやることになった。
和貴くんと愛実、ナナと矢榛くん、有海と奈斗くんが二次会の幹事だ。
他の面々は、挙式日に先立って行われる男女それぞれバチェロレッテパーティー、バチェラーパーティーの企画を行う。
企画を取りまとめて、実行されるように手配するのが、私とミツの役目。
アッシャーのリーダーのミツ、ブライズメイドのリーダーの私が指定校推薦やら期末テストで忙しい間、一足先に調理師学校の受験を終えていた真くんや麻紀。
美容室のアシスタント業務をしながら、賢正学園のサポート役として子どもたちの世話をしている友佳、不動産会社の営業に採用された一成くん。
音大に進学を決めた有海やアメリカにいるので挙式の主役たちと意思疎通が取りやすい奈斗くんや将輝くんが、いろいろ話し合ってくれていたのだ。
みんな優しすぎる。
亜子さんが、アッシャーとブライズメイドに召集を掛けた。
部屋にあるクローゼットには、大量の青系統のドレスと、蝶ネクタイ、白いワイシャツにサスペンダーが掛けられていた。
「ごめんね、ホントは、明日香が来れれば一番良かったの。
香澄《かすみ》がもう1歳になったから、てんやわんやみたいで。
そうなのだ。明日香さんは、レンが会見をした1週間後に無事に元気な女の子を産んだ。
原稿は預かっているし、サポートにモデルの彼女、ナナちゃんもいるわ。
亜子さんと、サポートのナナによると、生まれ持った身体の色と雰囲気が調和する色のことをパーソナルカラーというそうだ。
パーソナルカラーはブルーベースとイエローべースで分かれ、さらに細かい分類がある。
スプリング、サマー、オータム、ウインター。
これにより、同じ青色でも似合う色が違うのである。
お色直しのタイミングで、メイちゃんはパーソナルカラーのブルーベースかつウインターに似合う、ロイヤルブルーのドレスを着るという。
彼女の理知的な雰囲気によく似合っている。
私は、イエローベースでスプリングタイプなので、青でも少し緑が混じったターコイズブルーが似合うようだ。
確かに、青は今まで似合わない気がして、あまり着なかった。
その色のドレスを着てみると、何だか抵抗感もなく、身体に服が馴染む感じがした。
亜子さんとナナは、皆のパーソナルカラーに似合うドレスやスーツを手際よく選んでいった。
ミツはブルーベースでサマータイプなので、サックスブルーの蝶ネクタイとサスペンダーが似合うのだという。
ミツも青は好んで着る色ではないが、似合っていた。
ちょっと惚れ直した、かも。
入籍祝いの宴と、バチェロレッテパーティーや当日のゲスト受付の流れの話し合いもかなり具体的な線までいった。
並行して、卒業旅行の行き先も決めなくてはならない。
そろそろ予約をしなくては、先に埋められてしまう。
本当は、今屋敷に集まるメンツで行きたいが、ナナと由紀、将輝くん。
それに有海、奈斗くんは難しいだろう。
あっという間に夜も更ける時間となったので、解散となった。
冬休み明けからは自由登校になるが、それまでは学校に行かなくてはならないのだ。
自由登校だったら、深夜まではしゃげたのに残念だ。
私は、ブライズメイドのリーダー、ミツがアッシャーのリーダーとして、いつの間にか日本に帰国していたレンとメイちゃんの、婚姻届提出に立ち会っていた。
レンなんて、ジャケットにスラックスでスーツみたいだ。
メイちゃんは薄いペールブルーのブラウスにベージュの膝上スカートにニーハイソックス、コートと靴、鞄は黒だ。
……どこぞの都会で働くOLみたい。
時刻は午前10時30分。
「おめでとう!メイちゃん、レン!」
「オレも嬉しいよ。
先を越されたのは、ちょっと羨ましいけど。」
婚姻届を受理してくれた受付の人が、せっかくなので写真でも撮ります、と言ってくれた。
向こうで村西さんの婚約者の絢原さんに借りたらしい、一眼レフカメラで写真を数枚、撮ってくれた。
その写真は、式でお披露目されるという。
そのまま、入籍報告と、ブライズメイドやアッシャーとの話し合いとなった。
場所は、数週間前に完成したばかりの、宝月の屋敷。
敷地がどデカい。
ドーム球場がいくつ入るんだろう。
シャンデリアとガラステーブル、白いソファーにバーにあるようなカウンター席が印象的なリビング。
この大所帯も余裕だ。
お酒こそ飲めないが、ジュースで乾杯して、ケータリングを頼んでパーティーへとなだれ込んだ。
「それにしても、久しぶりの日本、落ち着くなぁ。」
声がハモったのは、将輝くんと由紀だ。
ラブラブだなぁ、なんだかんだ言って。
有海は、ピアノコースで実績があり、留学制度も充実している音大に入学が決まったらしい。
奈斗くんから、遅くなったがご褒美をやる、と言われていた。
何だろう、ご褒美って。
女子同士で集まって、お祝いとともに、挙式当日の打ち合わせも行った。
挙式日は3月17日。
私たちと、エージェントルームの面々しか呼ばないらしい。
ゲストの受付は、由紀と将輝くんがやることになった。
和貴くんと愛実、ナナと矢榛くん、有海と奈斗くんが二次会の幹事だ。
他の面々は、挙式日に先立って行われる男女それぞれバチェロレッテパーティー、バチェラーパーティーの企画を行う。
企画を取りまとめて、実行されるように手配するのが、私とミツの役目。
アッシャーのリーダーのミツ、ブライズメイドのリーダーの私が指定校推薦やら期末テストで忙しい間、一足先に調理師学校の受験を終えていた真くんや麻紀。
美容室のアシスタント業務をしながら、賢正学園のサポート役として子どもたちの世話をしている友佳、不動産会社の営業に採用された一成くん。
音大に進学を決めた有海やアメリカにいるので挙式の主役たちと意思疎通が取りやすい奈斗くんや将輝くんが、いろいろ話し合ってくれていたのだ。
みんな優しすぎる。
亜子さんが、アッシャーとブライズメイドに召集を掛けた。
部屋にあるクローゼットには、大量の青系統のドレスと、蝶ネクタイ、白いワイシャツにサスペンダーが掛けられていた。
「ごめんね、ホントは、明日香が来れれば一番良かったの。
香澄《かすみ》がもう1歳になったから、てんやわんやみたいで。
そうなのだ。明日香さんは、レンが会見をした1週間後に無事に元気な女の子を産んだ。
原稿は預かっているし、サポートにモデルの彼女、ナナちゃんもいるわ。
亜子さんと、サポートのナナによると、生まれ持った身体の色と雰囲気が調和する色のことをパーソナルカラーというそうだ。
パーソナルカラーはブルーベースとイエローべースで分かれ、さらに細かい分類がある。
スプリング、サマー、オータム、ウインター。
これにより、同じ青色でも似合う色が違うのである。
お色直しのタイミングで、メイちゃんはパーソナルカラーのブルーベースかつウインターに似合う、ロイヤルブルーのドレスを着るという。
彼女の理知的な雰囲気によく似合っている。
私は、イエローベースでスプリングタイプなので、青でも少し緑が混じったターコイズブルーが似合うようだ。
確かに、青は今まで似合わない気がして、あまり着なかった。
その色のドレスを着てみると、何だか抵抗感もなく、身体に服が馴染む感じがした。
亜子さんとナナは、皆のパーソナルカラーに似合うドレスやスーツを手際よく選んでいった。
ミツはブルーベースでサマータイプなので、サックスブルーの蝶ネクタイとサスペンダーが似合うのだという。
ミツも青は好んで着る色ではないが、似合っていた。
ちょっと惚れ直した、かも。
入籍祝いの宴と、バチェロレッテパーティーや当日のゲスト受付の流れの話し合いもかなり具体的な線までいった。
並行して、卒業旅行の行き先も決めなくてはならない。
そろそろ予約をしなくては、先に埋められてしまう。
本当は、今屋敷に集まるメンツで行きたいが、ナナと由紀、将輝くん。
それに有海、奈斗くんは難しいだろう。
あっという間に夜も更ける時間となったので、解散となった。
冬休み明けからは自由登校になるが、それまでは学校に行かなくてはならないのだ。
自由登校だったら、深夜まではしゃげたのに残念だ。



