「……気にしなくていい。
もう過ぎたことを謝られても、困るし。
華恵ちゃんから迫ったわけじゃないなら、華恵ちゃんを責めても険悪な雰囲気になるだけで、私には何のメリットもないし。」
私がそう言うと、華恵ちゃんはふふ、と笑みをこぼした。
「……レンの言うとおりの子だ、メイちゃん。
『寂しがりなのを心の奥の奥底の方に隠して、強がって。
それでいて論理的で、いつでも冷静。
可愛いセリフが聞けるのは、さっき部屋で楽しんでたようなことをする時だけ。
でも、そういうところが堪らない。』だって。
レン、照れながらそんなこと言ってたよ。
ちょっとくらい、私を責めてくれてもいいはずなのに、それはしなくていいの?
病院で女性医師に盾突いたみたいにね。
メイちゃんがツラいだけだよ?」
「んー?
ホントにいいの。
蓮太郎が気持ちよくなってるところ、華恵ちゃんも見たのか、って思うと、さっきは妬いたりしたんだけど。
気にしてても、蓮太郎が私の婚約者であることには変わりないし。
それに、今は蓮太郎の方も私にベタ惚れみたいだからさ?
華恵ちゃんも、謝ってくれる必要なかったんだよ?」
さっきの行為の際は少し、今私の目の前にいる女の子に妬いたりしていたけれど。
蓮太郎自身を口に含んだとき、彼は心底余裕がなさそうにしていた。
下手なりにしてみると、ちゃんと硬さを増してくれた。
それで、彼の幼なじみに妬いていた気持ちは、どこかに吹っ飛んでしまっていた。
これはまごうことない事実だ。
「優しいね、メイちゃん。
ありがと。
あ、もう、華恵ちゃん、じゃなくてハナちゃんでいいよ。
その呼ばれ方、慣れないや。」
「ありがと。
そう、呼ぶようにするね。」
「うん。
あ、メイちゃん、武田さんから聞いたよ。
私たちが学校行事で忙しくならないうちに、会見するんだって?
頑張ってね!
私とミツも、何か協力出来れば協力するね!
会場には、行けないだろうから。
幼なじみの幸せ、ちゃんと見届けないとね!」
「ありがと。
そう言ってもらえて嬉しい。」
その後、ハナちゃんとはいろいろな話をした。
ハナちゃん自身のこと、彼女の恋人である御劔くんの惚気話などなど。
そろそろ上がろうか、というので、浴槽から上がって、タオルで身体を拭いた後、彼女からお気に入りだというボディークリームを借りる。
「いいの?借りちゃって。」
「いいよー!
気に入るかは分かんないけど。
パジャマと合わせて、いつもと違う甘い夜にしないとね!
レンのことだから、メイちゃんがぐったりするくらいまでイチャイチャするんだろうけど、
朝方くらいまでになったりして。
身体が保たなかったら、ストップかけなきゃダメだよ?」
彼女はレースとチュールがふんだんに使われた黒い下着を身に着けながら言う。
彼女から貰った下着はもちろんワイヤーが入っていないため、夜向きだった。
何なら、家でまったりのときでも着けてていいかも。
パジャマも着てみた。
元々そんな造りなのか、ラインを拾わないようになっている。
しかも、後ろより前の丈が短い。
ロングパンツも合わせると、よりパジャマの前後差が際立っていい。
「実際、夜のお誘いではロングパンツなしでもいいし!
メイちゃん、大人の女性って感じですごく似合う!
顔立ち、元々がすごく大人っぽいから、余計。
私は童顔だから、ちょっとじゃない、かなり羨ましい。」
そこまで同性に言われると、悪い気はしない。
ドライヤーで軽く髪に熱を与えた後、髪の長いハナちゃんに譲った。
すると、彼女はアクセサリーケースを私に渡してくれた。
中には、私がさっき蓮太郎といた部屋で、外したはずのピアスがきちんとしまわれていた。
「一生懸命、ジュエリーショップのホームページ見ながら唸ってたから、レン。
好きな子への誕生日プレゼント、って言うから誕生石いいんじゃない?とだけ言ったんだ。
素直にアドバイス聞いちゃうんだもん。
でも、似合ってた。
ピアスも、あんなテーブルの上じゃなくて、ちゃんと定位置に置いておかないと、なくなっちゃうよ?
ミツが目ざとく見つけてくれて。
後でメイちゃんに渡してやれ、って。
紙袋に入ってたやつ、出してみな、なんてあんな、脱衣室のロッカー近くで安易に言うべきじゃなかったね。
アクセサリーケースの置き場に困ってる風なの何となく分かったから。
渡すタイミング逃したついでにピアスも中に入れて、後で機会伺って渡せるように、私がロッカーに入れてたの。
大事なものだったなら、ちゃんと言えばよかった。
ごめんね?」
よく気がつく、できる子だ。
こういう子が、全方位に好かれるのだ。
あの病室でも、ベッドサイドのテーブルにアクセサリーケースを置いたのはピアスをしまいたかったからだ。
それを、後で時間のある時に、ケースを黒いショルダーバッグにしまおうとして、仮置きとして紙袋の中にアクセサリーケースを入れた。
そして、紙袋から今着ているパジャマや下着類を出す際、何かの弾みで出てしまったそれを、彼女が丁寧にロッカーにしまってくれていたようだ。
ハナちゃん、いい子すぎる。
もう過ぎたことを謝られても、困るし。
華恵ちゃんから迫ったわけじゃないなら、華恵ちゃんを責めても険悪な雰囲気になるだけで、私には何のメリットもないし。」
私がそう言うと、華恵ちゃんはふふ、と笑みをこぼした。
「……レンの言うとおりの子だ、メイちゃん。
『寂しがりなのを心の奥の奥底の方に隠して、強がって。
それでいて論理的で、いつでも冷静。
可愛いセリフが聞けるのは、さっき部屋で楽しんでたようなことをする時だけ。
でも、そういうところが堪らない。』だって。
レン、照れながらそんなこと言ってたよ。
ちょっとくらい、私を責めてくれてもいいはずなのに、それはしなくていいの?
病院で女性医師に盾突いたみたいにね。
メイちゃんがツラいだけだよ?」
「んー?
ホントにいいの。
蓮太郎が気持ちよくなってるところ、華恵ちゃんも見たのか、って思うと、さっきは妬いたりしたんだけど。
気にしてても、蓮太郎が私の婚約者であることには変わりないし。
それに、今は蓮太郎の方も私にベタ惚れみたいだからさ?
華恵ちゃんも、謝ってくれる必要なかったんだよ?」
さっきの行為の際は少し、今私の目の前にいる女の子に妬いたりしていたけれど。
蓮太郎自身を口に含んだとき、彼は心底余裕がなさそうにしていた。
下手なりにしてみると、ちゃんと硬さを増してくれた。
それで、彼の幼なじみに妬いていた気持ちは、どこかに吹っ飛んでしまっていた。
これはまごうことない事実だ。
「優しいね、メイちゃん。
ありがと。
あ、もう、華恵ちゃん、じゃなくてハナちゃんでいいよ。
その呼ばれ方、慣れないや。」
「ありがと。
そう、呼ぶようにするね。」
「うん。
あ、メイちゃん、武田さんから聞いたよ。
私たちが学校行事で忙しくならないうちに、会見するんだって?
頑張ってね!
私とミツも、何か協力出来れば協力するね!
会場には、行けないだろうから。
幼なじみの幸せ、ちゃんと見届けないとね!」
「ありがと。
そう言ってもらえて嬉しい。」
その後、ハナちゃんとはいろいろな話をした。
ハナちゃん自身のこと、彼女の恋人である御劔くんの惚気話などなど。
そろそろ上がろうか、というので、浴槽から上がって、タオルで身体を拭いた後、彼女からお気に入りだというボディークリームを借りる。
「いいの?借りちゃって。」
「いいよー!
気に入るかは分かんないけど。
パジャマと合わせて、いつもと違う甘い夜にしないとね!
レンのことだから、メイちゃんがぐったりするくらいまでイチャイチャするんだろうけど、
朝方くらいまでになったりして。
身体が保たなかったら、ストップかけなきゃダメだよ?」
彼女はレースとチュールがふんだんに使われた黒い下着を身に着けながら言う。
彼女から貰った下着はもちろんワイヤーが入っていないため、夜向きだった。
何なら、家でまったりのときでも着けてていいかも。
パジャマも着てみた。
元々そんな造りなのか、ラインを拾わないようになっている。
しかも、後ろより前の丈が短い。
ロングパンツも合わせると、よりパジャマの前後差が際立っていい。
「実際、夜のお誘いではロングパンツなしでもいいし!
メイちゃん、大人の女性って感じですごく似合う!
顔立ち、元々がすごく大人っぽいから、余計。
私は童顔だから、ちょっとじゃない、かなり羨ましい。」
そこまで同性に言われると、悪い気はしない。
ドライヤーで軽く髪に熱を与えた後、髪の長いハナちゃんに譲った。
すると、彼女はアクセサリーケースを私に渡してくれた。
中には、私がさっき蓮太郎といた部屋で、外したはずのピアスがきちんとしまわれていた。
「一生懸命、ジュエリーショップのホームページ見ながら唸ってたから、レン。
好きな子への誕生日プレゼント、って言うから誕生石いいんじゃない?とだけ言ったんだ。
素直にアドバイス聞いちゃうんだもん。
でも、似合ってた。
ピアスも、あんなテーブルの上じゃなくて、ちゃんと定位置に置いておかないと、なくなっちゃうよ?
ミツが目ざとく見つけてくれて。
後でメイちゃんに渡してやれ、って。
紙袋に入ってたやつ、出してみな、なんてあんな、脱衣室のロッカー近くで安易に言うべきじゃなかったね。
アクセサリーケースの置き場に困ってる風なの何となく分かったから。
渡すタイミング逃したついでにピアスも中に入れて、後で機会伺って渡せるように、私がロッカーに入れてたの。
大事なものだったなら、ちゃんと言えばよかった。
ごめんね?」
よく気がつく、できる子だ。
こういう子が、全方位に好かれるのだ。
あの病室でも、ベッドサイドのテーブルにアクセサリーケースを置いたのはピアスをしまいたかったからだ。
それを、後で時間のある時に、ケースを黒いショルダーバッグにしまおうとして、仮置きとして紙袋の中にアクセサリーケースを入れた。
そして、紙袋から今着ているパジャマや下着類を出す際、何かの弾みで出てしまったそれを、彼女が丁寧にロッカーにしまってくれていたようだ。
ハナちゃん、いい子すぎる。



