「ね、メイちゃんも来てたね!
リビングで会ったよ!
なに?蓮太郎ったら、結婚の挨拶でもしにきたの?」
「姉さん……
まだオレは結婚出来る年齢じゃないんだけど。それ、わかってるはずじゃないの?」
「あ、そうだっけ?
忘れてた!」
おいおい。
「あ、でもでも!
結婚する気ではいるんでしょ?
蓮太郎も日本戻るなら、その前にいっちょ結婚の約束でもしちゃえばいいんじゃない?
結婚出来る年齢になったら結婚しよう、って。
婚約指輪渡しちゃうのもアリだと思うし!
メイちゃん誘い出すなら任せてよ!
何なら、私と巴お姉ちゃんで半分ずつ出してプレゼントくらいはする。
蓮太郎には今まで何もしてあげられてなかったから、それくらいは。
ねぇ、お姉ちゃん?」
「そうね。
蓮太郎とは冷戦とまではいかないけど口をきいてない状態だったからね。
それくらいはやるわよ?
というか、それくらいはやらなきゃ、って思ってる。」
巴姉さんまで、何を言い出すんだ?
「ホラホラ、善は急げ、って言うじゃん?
さっそく連れ出そ、お姉ちゃん!
婚約指輪とかプロポーズとか、そういう話は同性の方が振りやすいんだから!」
茜姉さんはそう言って、巴姉さんの腕を引っ張って、リビングに降りた。
腕を引っ張られている巴姉さんの方は少し迷惑そうだったが。
それでも、久しぶりに会った妹と、そして弟であるオレと仲直りできたことは嬉しかったようだ。
数分して、メイが書斎のドアからそっと顔を覗かせた。
「あの、蓮太郎……
お姉さんたちと、買い物……
してくることになったんだけど……」
「あー、悪いな、メイ。
姉さんたちがさ、オレの彼女と買い物がてら、話したいこともたくさんあるみたいなんだ。
どうせ結婚したら義理の姉になるんだ、付き合ってやって?」
あくまでも自然に結婚のワードを出して、反応を伺う。
「もう……
蓮太郎ったら!
まぁ、婚姻可能年齢になったらそうなれるなら嬉しいことはないけど……」
これは脈アリか。
「とにかく、行ってくるわ、蓮太郎。」
メイの腕を先程、自分の姉にしたように引っ張るのは茜姉さんの役目だ。
巴姉さんは、オレに一言だけ告げた。
「目処が経ったら連絡するから、貴方も来るのよ。
何なら、景色のいいホテルに泊まれるようにしておくわ。」
「お姉ちゃん!行くよ!」
茜姉さんに呼ばれて、慌てて玄関に向かう巴姉さん。
よろしく、と言わんばかりのウインクだけを残して、家を出て行った。
残されたオレは、一度リビングに降りて、祖父母に言う。
「悪かったな、久しぶりに来たのに何だか慌ただしくて。」
気にしないでいいと言いたげに笑う祖父。
リビングのテーブルに乗っている寿司とざる蕎麦を食べるよう勧める祖母。
それらを味わいながら、姉さんたちからの電話を待った。
ふと中庭から駐車場を見ると、車がなかった。
「巴と茜ったら。
勝手に乗って行ったな。
まぁいいけれど。」
祖父が半ば呆れたように笑っている。
オイオイ。
それじゃ、呼ばれたとして、どうやって姉さんとメイがいるところまで行くんだ?オレ。
リビングで会ったよ!
なに?蓮太郎ったら、結婚の挨拶でもしにきたの?」
「姉さん……
まだオレは結婚出来る年齢じゃないんだけど。それ、わかってるはずじゃないの?」
「あ、そうだっけ?
忘れてた!」
おいおい。
「あ、でもでも!
結婚する気ではいるんでしょ?
蓮太郎も日本戻るなら、その前にいっちょ結婚の約束でもしちゃえばいいんじゃない?
結婚出来る年齢になったら結婚しよう、って。
婚約指輪渡しちゃうのもアリだと思うし!
メイちゃん誘い出すなら任せてよ!
何なら、私と巴お姉ちゃんで半分ずつ出してプレゼントくらいはする。
蓮太郎には今まで何もしてあげられてなかったから、それくらいは。
ねぇ、お姉ちゃん?」
「そうね。
蓮太郎とは冷戦とまではいかないけど口をきいてない状態だったからね。
それくらいはやるわよ?
というか、それくらいはやらなきゃ、って思ってる。」
巴姉さんまで、何を言い出すんだ?
「ホラホラ、善は急げ、って言うじゃん?
さっそく連れ出そ、お姉ちゃん!
婚約指輪とかプロポーズとか、そういう話は同性の方が振りやすいんだから!」
茜姉さんはそう言って、巴姉さんの腕を引っ張って、リビングに降りた。
腕を引っ張られている巴姉さんの方は少し迷惑そうだったが。
それでも、久しぶりに会った妹と、そして弟であるオレと仲直りできたことは嬉しかったようだ。
数分して、メイが書斎のドアからそっと顔を覗かせた。
「あの、蓮太郎……
お姉さんたちと、買い物……
してくることになったんだけど……」
「あー、悪いな、メイ。
姉さんたちがさ、オレの彼女と買い物がてら、話したいこともたくさんあるみたいなんだ。
どうせ結婚したら義理の姉になるんだ、付き合ってやって?」
あくまでも自然に結婚のワードを出して、反応を伺う。
「もう……
蓮太郎ったら!
まぁ、婚姻可能年齢になったらそうなれるなら嬉しいことはないけど……」
これは脈アリか。
「とにかく、行ってくるわ、蓮太郎。」
メイの腕を先程、自分の姉にしたように引っ張るのは茜姉さんの役目だ。
巴姉さんは、オレに一言だけ告げた。
「目処が経ったら連絡するから、貴方も来るのよ。
何なら、景色のいいホテルに泊まれるようにしておくわ。」
「お姉ちゃん!行くよ!」
茜姉さんに呼ばれて、慌てて玄関に向かう巴姉さん。
よろしく、と言わんばかりのウインクだけを残して、家を出て行った。
残されたオレは、一度リビングに降りて、祖父母に言う。
「悪かったな、久しぶりに来たのに何だか慌ただしくて。」
気にしないでいいと言いたげに笑う祖父。
リビングのテーブルに乗っている寿司とざる蕎麦を食べるよう勧める祖母。
それらを味わいながら、姉さんたちからの電話を待った。
ふと中庭から駐車場を見ると、車がなかった。
「巴と茜ったら。
勝手に乗って行ったな。
まぁいいけれど。」
祖父が半ば呆れたように笑っている。
オイオイ。
それじゃ、呼ばれたとして、どうやって姉さんとメイがいるところまで行くんだ?オレ。



