そんなことも忘れ アタシはいつも通り のんきに寝てしまっていた。 時計を見ると 十一時を過ぎていた。 アタシは慌てて 昨日まで物置だった 今日からアタシの城となる その部屋を覗いた。 まだ部屋の半分くらいを ボロボロの段ボールが 埋めていた。 既に運び出された段ボールも 結構な数があるように見えた。