「お腹空いてて ちょこっと失敬したら 怒られちゃった。」 上機嫌なアタシとは裏腹に 男はため息を吐いた。 「家は? 送ってくから。」 そう言って立ち上がる男は 心底めんどくそうだった。 そりゃそうだろう と自分でも納得。