青い桜が咲く頃に


路地を抜け
次のターゲットを探すべく
辺りを見回した。


そのときだった。



目が合ったその男は
間違いなく
さっきの警察官。


距離はそんなに
近くない。



でもアタシには
もう全速力で走れるほどの
体力はなかった。