青い桜が咲く頃に


ホームレス仲間のおじさんに
隠れていなさいと言われた。


公園の隅の方
人目につかない場所から
ゲンさんの家を
じっと見つめた。



しばらくして
警察や役所の人らしき
何人かの男が
眠るゲンさんを
どこかに連れていった。



ゲンさんは
難しい名前の病気を患っていて
いつ死んでも
おかしくなかった。


そんなことを
ホームレス仲間同士で
コソコソ話してるのが
聞こえた。