青い桜が咲く頃に


怯えて
笑って
泣いたアタシを

彼は困った顔で
見つめていた。



ただ隣で
何を言う訳でもなく
そばにいてくれた。





彼はアタシが
今までの人生で出会った
数少ない

本当の優しさを
知っている人。