青い桜が咲く頃に


いつの間にか
足の震えは収まっていた。


まだオロオロしてる彼を見て
思わず笑ってしまった。


そして泣けた。



気持ち悪いって
汚いって思ったはずなのに

逃げたいって
思ったはずなのに



背中の温かさは
何よりも嬉しかった。