途方に暮れて どこに向かうわけでもなく ただなんとなく 歩き続けた。 気がつくと ある分岐点に アタシは立っていた。 右に行けば 家のある住宅街。 左に行けば 雄介と出会った中心街。 金もないアタシが 選べる選択肢は 一つしかない。