たった一回だけ
抱かれたあの日。


アタシはコウキの子供を
このお腹に宿した。



病院からの帰り道
アタシはずっと
ケイちゃんの手を
握っていた。





何があっても
この子を産もう。


アタシはそう
決めていた。