青い桜が咲く頃に


その日から
俺は気がつけば
いつもダイセイを
目で追っていた。


そのことにダイセイも気づいて
最初は気持ち悪がられた。


でも友達がいない
一人ぼっちだったダイセイは
その寂しさに耐えきれず
ある日俺に
話しかけてきた。


「友達になりたいのか?」

ってな。