青い桜が咲く頃に


アタシは
コウキの言葉が信じられず
ただ黙って聞いていた。



コウキは
ゆっくり時間をかけて
ぽつりぽつりと
話し始めた。





それは二人の
これまで歩んだ道であり

癒えることのない
深い深い
傷跡だった。