ダイセイはまるで
眠っているかのように
そこにいた。


眠っているみたいに
安らかに死んでいた。


首には
手の痕が
くっきりとついていた。



コウキは
焦点の定まらない
そんな目だった。





十二月二十五日

コウキがダイセイを
殺した日。