青い桜が咲く頃に


そんなアタシの思いは
花火のように儚く散った。


最後の線香花火の
火種がポトリと
アスファルトに落ちた。



残る寂しさが
なんだか楽しくて
アタシはその日が終わるまで
浮かれて過ごした。





だからかな……

アタシはこの日
大切なことを見逃していた。


花火を見つめる二人の
笑顔の裏側に隠された
悲しみに
気づいてあげられなかった。