そんなアタシの思いは 花火のように儚く散った。 最後の線香花火の 火種がポトリと アスファルトに落ちた。 残る寂しさが なんだか楽しくて アタシはその日が終わるまで 浮かれて過ごした。 だからかな…… アタシはこの日 大切なことを見逃していた。 花火を見つめる二人の 笑顔の裏側に隠された 悲しみに 気づいてあげられなかった。