コウキがバケツを持ってきて 花火が始まった。 三人の笑い声が アパートの前に響いた。 こんな気持ちは 初めてだった。 こんなにも純粋に ずっと一緒にいたいと そばにいたいと思えたのは 初めてだった。 このまま時が 止まってしまえばいいのに。