青い桜が咲く頃に


コウキがバケツを持ってきて
花火が始まった。



三人の笑い声が
アパートの前に響いた。



こんな気持ちは
初めてだった。


こんなにも純粋に
ずっと一緒にいたいと
そばにいたいと思えたのは
初めてだった。



このまま時が
止まってしまえばいいのに。