青い桜が咲く頃に


ダイセイが指差しているのは
間違いなく
コウキだと思っていた少年。




「えぇ!?
 嘘だ!!」


アタシはそのまま
固まってしまった。



「失礼な!!
 俺はこんな
 悪ガキじゃなかったよ。」


そんなアタシの隣で
コウキがぼやいて
ダイセイは笑っていた。