「嘘でしょ…?」



声が泣いてた。



『嘘じゃねぇーよ……お前こそ嘘だろ…』


いまだに信じらんねぇよ。


「本当だもん!!」


ニコニコしながら少し涙を流していた雨音に俺はそっとキスをした。












「叶多があたしを好きなんて……」


『雨音が俺を好きだなんて……』





「『ありえない!!』」






二人で顔を見合わせて笑った。













end