その人の名前は
【沖美】
「涼子、お前はあんちゃんが居るからいいな。
俺は1人ぼっちで、お前の事を思って寝てるんやで。
どう思う?
可哀想やと思わへん?」
―悲しかった―…。
涙がポロポロ出た。
好きもあったけど、
同情もあったんじゃないか?
と、自分では思う。
いえ…
思ってます。
顔はもとより、それよりか心が綺麗やったわ。
すごく心の良い人やった…。
初対面やのに、本当の事をしゃべってくれた。
この人なら信じられるかも。
と、思ってた。
でも、その一方では…
梅さんも良い人やし、悩んだ。
どっちが良いかと思えば分からなくなる…。
2人共、一緒ぐらい人が良くて、男前で、どうしようもなくなった。

