―…。
いよいよ、広島の
月菜を連れて来る日。
包丁を持って、
お兄さんが構えていた。
「涼子と2人共、殺して下さい。」
と、梅さんが言ったとき、
とてもかっこよかった。
さすがに、お兄さんも殺すまではしなかった。
「お前ら、早くここから立ち去れ。…早くっ。」
「あっ、ハイ。
分かりました。
お兄さん、すんまへん。
きっと幸せにします。」
―…。
「涼子、月菜、幸せにならなアカンな。お兄さんにも悪いもんな。
どんなに苦しくても、頑張るで。」
―大阪での生活が待ってる。
うちも頑張るよ。
力を合わせて、頑張ろう。

