【次の日】
私達は、宿カフェの叔父さんと、一緒に
佐賀幹夫容疑者の面会に行った


面会の中には、叔父さんは、入らないでくれた


そして、幹夫容疑者が入って来た瞬間
幹夫容疑者は、笑った



「何が、可笑しいんだよ?」

結城が怒りながら言った

幹夫容疑者は、約20歳ぐらいだった


「だってさ、どんな親が来るのだろう
って思ったけど、こんな子供だったなんて」



笑いながら言った

私は、反省もない幹夫容疑者を見て、涙が零れてきた
結城も直樹も
涙をこらえていた


「あいつ、親がいないのか」


爆笑しながら、高貴を馬鹿にした


「うるさい!!
黙れよ~~!!」


いつも冷静な、結城がキレた



「コラコラ、喧嘩をしては、いけません
って親に習わなかったのかな?」


ゲラゲラ笑いながら言った