もろヅラをかぶっている校長の長い話が終わり、教室に帰ろうとしているときのことだった。

『ちょっといい?』

少しチャラめの男が声をかけてきた。

『何?』

『俺、林 快斗って言うんだけど名前なんてゆーの?』

『瀬戸 結羽。』

『そっか。
じゃあ今日から友達な!
これアドレスだから!じゃっ』

そういって小さい紙を渡すと、快斗という人は立ち去ってった。


は?

いきなり来て友達って‥‥‥

まぁいっか♪

学校初日だしねえ♪

教室に戻り、すぐ帰りになった。

『気をつけ!礼っ』

『さようなら』

初日が終わった~

なんか疲れたなあ

『結羽、ばいばい☆』

『ばいばい、南都!』

南都かわいいなあ

そんなことを思いながら、実紅たちのいる1組に向かった。


『実紅~っ♪』

『あっ結羽!会いたかったよ~泣』

実紅、まだ2時間しかたってないよ‥‥笑

『実紅、拓也は?』

『知らなーい
どっかからわき出てくるっしょ☆
帰ろ~』

わき出てくるって 笑

『わき出て来たぞー』

あっ拓也 笑

ほんとにわき出て来たし 笑

あたしは実紅と拓也と一緒に家に帰った。