そんな、幼いころに体験した姫野との『初めて』は俺の大切な思い出。


これからも、ずっと姫野と思い出を作っていきたい。


こんどは、幼なじみとしてじゃなく、恋人として。


でも、俺は自分自身を裏切った。


中3の夏休み、いつものように窓越しに姫野の部屋へ遊びに行った。


クーラーがついていて、心地いい涼しさ。
そんな中、姫野はベッドで熟睡中。


その姿を見て、俺は落ち着きを無くした。


姫野は、無防備に素肌を晒して熟睡している。


姫野の格好は、キャミソールにショートパンツ。

真っ白で透き通るような肌。
華奢な手足。
キャミソールの裾から、少しだけ見えるお腹。


分かってはいた。
でも、こんな姫野の無防備な姿を見て、今まで以上に姫野は『女』なんだと感じた。


姫野のすべてを、奪ってしまいたいと強く思った。