「クスクス〜。葉山君、あなた苦労するわねぇ?でも、あなた達お互…「わぁ!麗香先輩!!」


由希が突然、叫んだ。
???
麗香先輩、何か言いかけてたのに。


「あら?もしかして?」ニヤリ。


「そうです。さすが先輩です。」


「フフフ…誰かさんとは違うから。」


莉紅は、無表情。
光貴君は、爽やかな笑顔。
長野先輩は、麗香先輩と同じ何か含みのある笑い。


由希は、いつの間にか麗香先輩と仲良く話してる。


何か分かんないけど、まっいっか。


「そうだ!?由希、光貴君、部活は?」


「ああ。ちゃんと、金澤先生に許可もらってるから大丈夫だよ。」


「でも、そろそろ戻らないとマズイわね。うちの部のエース3人が練習サボってちゃ、いくら許可もらってても先生の機嫌悪くなって、残された皆にとばっちりがいくよ〜。」


「じゃあ、戻って練習するぞ!!明後日は○○大学で練習試合だ。」
長野キャプテンの一声で、莉紅と光貴君の表情がキリッとしまった。

「「はい!!」」