「この子、天然なのね?自分の事、分かって無いんだ。」


麗香先輩、急に何言い出したのかと思ったら、私の事天然!?むぅ!!


「あぁ、正解。」

莉紅!?なにが正解?


「はぁ〜。私、馬鹿みたい…勘違いしてたわ。姫野ちゃん?悪かったわ。本当に許してくれるの?」


「もちろんです!」


「秋人、ごめんなさい。迷惑かけて。二度とこんな事しない。他の3人にも言っとく。私の話を聞いてくれるか分かんないけど。」 寂しそうに、微笑んだ麗香先輩。

「あぁ、俺も悪かったな。もっとお前の気持ち考えて返事すりゃ良かった。」

「ううん。いいの。」
次の瞬間、表情を一転させて…ニコッと、すごく晴れ晴れとした笑顔を見せて。
「私も、姫野ちゃんと由希ちゃんみたいな、ほんとの友達を見つけるわ。秋人のことは、暫く引きずるけど、もう付きまとわないから安心して。」

「あぁ、でも友達としてなら付き合うぜ。」

「っ…。ありがと。秋人。」

「麗香先輩?」

「何?姫野ちゃん。」

「学年は違いますけど、私達友達になれませんか?」


「「「「!?」」」」

「姫野ちゃん?本気で言ってるの?」


「こんな事、冗談でなんか言いません!!」


「フフフ…アハハ…ありがとう。姫野ちゃん、嬉しいよ。」


「良かった♪」