なんとか教室に、辿り着いた私。
莉紅は、女の子達の勢いに押され先に教室に来ていた。


「はぁ。」

「姫野、おはよ。何、朝から疲れてんのよ?」

「おはよ。由希。別に、な「桜さん、大丈夫だった?」
クラスの男子に声を掛けられた。

「えっ?あの?」

「校門前で、凄い事になってたでしょ?」
ありゃ…見られてたんだ。

「あぁ…うん。大丈夫だよ。」

「姫野!!何かあったの?」

「たいした事じゃないよ。」
「私に隠し事なんて出来ると思ってるの?」由希のオーラは、莉紅に負けないくらい怖い。

「そんな!滅相もありません!!」

「じゃあ話して。」


「うん。お昼休みでいい?」
「分かった。絶対ね。」

「はいはい。」

「はいは、一回!」

「はいっ!」
クスクス…。