「はぁ〜。姫野は全然分かってない。学校一どころか世間から見ても超イケメンの葉山が幼なじみで、いつも一緒にいるあんたに近づけるわけないじゃない。告白する前に、諦めてる男がほとんど。」


「嘘だ!」


「嘘ついてどうすんのよ!私、お世辞嫌いだし。思っても無いこと言わないわよ。嘘じゃない証拠に、言わせてもらえば、姫野と仲良くしてるから皆、私にあんたのこと聞いてくるの。めんどくさいったらありゃしない。姫野のせいだからね!!」


「ふぇ!?あっ…ごっごめんなさい。」

なんで、謝ってんだろ私。
由希の迫力に押されたよ。

由希の言ってたことが本当なら嬉しいけど。


ん。やっぱり、イマイチ信じられないなぁ。