ー壊しちまうかもしれねぇー


そんな事を言ってたけど、莉紅はすごく優しく抱いてくれた。

甘い甘いキスをいっぱいしてくれて、すごく痛かったけど莉紅とひとつになれた喜びの方が大きかった。


「姫野…大丈夫か?」

「うん。」


「もう、ぜってぇ離さねぇからな。覚悟しろよ。」


「クスクス…それはこっちのセリフだよ。離れろって言われても離れないから、莉紅こそ覚悟してね?」


「フッ…望むところだな。」

チュッ…クチュ…
甘い深いキス。


じっと莉紅を見つめると。

「姫野、そんな目で見んな。止められねぇ。」

チュッ…クチュ…クチュ…
「んっ、ふっ…莉…紅…んっ…」


「姫野…愛してる」

莉紅に甘いキスと、甘い言葉を囁かれながら眠りについた。


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これから先は、必ず2人で初めてを経験していこう。


何をするのも、必ず2人で。

喜びも、悲しみも、2人で分け合っていこう。



幼なじみから恋人になった2人の未来は、優しい光で溢れているから……。




〜end〜