[君の秘密]

床に座り込んだまま

君は身体を震わせながら
泣き声を押し殺している


見ていていたたまれなかった
いつも凛としている君が
こんなにも小さく、弱々しく見えたのは初めてだった











なんと声をかければいいか
まったくわからなかった

―[大丈夫?]―

大丈夫なわけがない

―[あいつに言いなよ]―

言えるわけがない











なにも口に出来ず、
俺は自分が着ていたブレザーを君の肩にかけた