私は、着替えをすますと部屋を出た。

タイミング良く、貴司と聖嵐と出くわした…と言っても同じ屋根の下に居るんだから当たり前なんだけどね。

「由宇は起きたの?」
私の問いかけに、2人は首を横に振る。

「いいや、いつものことだから気にすんな」貴司は、ニカッと笑っていた。


……こんなイケメンが兄弟なんて、嬉しいやら、悲しいやら…複雑な気持ちだ。