「藤堂さん、由宮さん、秋元さん……」


動揺を隠せないでいる白鳥さん達に、由宮は一言付け加えのだった。


「ひなちゃん、イジメたら、僕が許さないからね……行こっ」


白鳥さん達を残したまま、私達はトイレから脱出した後、心配した3人が、わざわざ保健室まで連れて行ってくれることになった。

「手当てしなくちゃ」


大したケガでもないんだけど…。