…とりあえず、席に座ることにした。


「わーい♪ひなちゃんと同じクラスだぁ」

ガバッと、後ろから抱きつく無邪気な由宮。

「高宮さん、すっかり由宇に気に入られちゃったね」

爽やかな笑顔を振りまく、フェロモンムンムンの藤堂…。


「おい、由宇…高宮が困ってるぞ。」

突き刺すような、冷めた眼差しと口調なのに、優しさもある秋元。


こんな人達と一緒にいたら、目が回りそう。