「は?何言って……」 さっきまであんなに困ってたのに…… 玲緒は恥ずかしくなったのか、俯いてしまった。 「玲緒?」 「ごめんね、ころころ変わって。私も自分の気持ちにさっき気づいたの……陽琉が家出るって言ったとき、胸がギューって締め付けられたの。それで私、陽琉が好きなんだなーって……」 一生懸命俺の目を見て言う玲緒を見て、凄く愛おしくなった。 「ねぇ玲緒…抱きしめていい?」 「うん…」 恥ずかしそうに頷く玲緒を、ギュッと抱きしめた。 あったけぇ…… 人の温もりってやっぱり落ち着く……