【短編】弟と私の関係







「玲緒、陽琉…ちょっといいか?」




ある日の夕食前、突然お父さんに呼ばれた。




「なーに?」




ゆっくり歩きながら、お父さんのいる所に行く。




「ちょっとここに座ってくれるか?」




「うん」




お父さんの真剣な声と顔に、少し緊張をした。




何言われるんだろう……





「父さん~何?早く話してよ!」





「あぁ…そうだな」




お茶を一口ごくんと飲んで、お父さんは話し出した。




「実はな…玲緒と陽琉は、本当の姉弟じゃないんだ」