「えぇ、二人を双子として育ててきたこと、間違いじゃなかったのね…………」
耳を疑った
何、何を言ってるの??
ワタシ達が双子じゃない??
「玲っ………」
後ろから聞こえる小さな声に
身体がビクッとなる
「か、、柑っ………」
驚くワタシに柑は人差し指を口の前へ持っていき
静かにと合図を送った
「柑が同じ病院の隣の妊婦さんから生まれて、だけど母親のほうは柑の命と引き替えに命を落とした………
看護婦さんから赤ちゃんには身内が居ないって聞いた私達は運命を感じで柑を養子にすることを決めたのよね…………」
ワタシと柑はただ黙って二人の話しを聞いていた

