蹴球王子と野球野郎







「お、丁度2人共揃ってるな!
 じゃ、役員の説明を…」


「え、先生ちょっと待って!
 役員ってあたしと汐野の2人なの?!」


「ん?そうだぞ。」



まさかの展開。

かなり嬉しい!!



「ほら、役員の説明するぞ-。

 8月にある体験入学の
 受付をしてほしいんだ。
 生徒会がいつもしてるんだが、
 今年人手が足りなくてな…。

 お前らには、
 体験入学者の名簿作成と、
 パンフレット作成をしてほしいんだ。」



すると汐野が、

「先生、それ完全なる雑用じゃね?(笑)
 まじだるいって――――!!!」

叫んだ。



「文句を言うな-!
 さっそく、名簿持ってくるから
 ちょっと待っててくれ。」

先生は教室を出て行った。




暑い教室の中で、
汐野と2人きり。


外からは野球部の声と、
蝉の声が重なって聞こえた。



「雑用面倒だな-。
 よりによって、なんで
 俺らなんだろうな?!」


汐野は笑いながら言った。