蹴球王子と野球野郎




「汐野が愛に見せたプリあるでしょ?
 多分愛はあそこに写ってたのが、
 汐野って勘違いしたんだと思う。

 
 別れるって聞いた時止めようと思ったけど
 その時の愛、情緒不安定で…」





そしてあたしはごめん、と汐野に言った。


「お前は悪くねぇよ。」と言った。




そんな汐野優しさにまた心が惹かれる。







「もしかして…
 まだ愛が好きだったりする…?」



恐る恐る聞いた。





「実は結構平気なんだよ、俺。
 別れるってメール来た時も
 別にショックとか全然受けなかったし。


 結構北見の事好きだって
 思ってたんだけどな!」



馬鹿だよな、俺ってヘラヘラ笑う汐野。





その笑顔の裏は無理してるんじゃないのかな?


実はかなりショックしてるんじゃないのかな?




だって目が笑ってないんだもん、汐野。


いつもみたいにふざけて笑ってる
汐野の顔じゃないんだもん。


なんか無理してて顔が引きつってるんだもん。




そんな事考えると、無意識に涙が溢れてきた。