蹴球王子と野球野郎





愛も早退してしまったから、
あたしは一人で家に帰ろうとする。







「樫野っ!!!」

誰かがあたしを呼び止めた。



振り返るとそこには汐野がいた。





「汐野?どうしたのさ」




「愛…いや北見の事で
 いろいろ聞きたいからさ。

 時間あったりするか?」




え、まさか2人きり…?




「いや、別にいいけど…
 あんた部活は??」




「今日監督の体調不良で、
 急に休みなんだよ。」






結局近くのカフェで
2人で話すことになった。






あたしはメロンソーダを頼み、

汐野は何も頼まなかった。






「お前はなんで北見が
 いきなり別れようって言ったのか
 知ってんの?」



いつになく真剣な顔の汐野だった。