「土方さん優しいー…」

なんとなく棒読みで言ってみた。

「なぜ棒読みなんだ…?」

といいながら『?』を浮かべている。

「ふふっ。」

私はにっこり笑う。

「…………/////」

あれっ?顔が赤い。

「どうしたんですか?風邪ですか?」

「…まぁ、そんなとこだ。」

と言って咳払いをする土方さん。

「えー?それなのに薄着で来てるなんて大丈夫ですか?」

「別に大丈夫…だ…ろ…」

コツン。

私は過度のめんどくさがり屋なので

そのまま直で自分の額を土方さんの額にあてている。

「…なっ…なななな、、、、」

どうしたんだろ??

「どーうしたんですかーぁ?」

よろめいてる土方さんをみているとなんだか心配になってきて…

「そんなに具合悪いんですか?じゃあ、近道しましょう!」

と言って、私は土方さんの手を握る。

その手は大きくて温かいものだった。

「土方さんの手あったかーい。」

「お前の手が冷たすぎなだけだろ?」

そうかな…

「つかお前熱ないか?さっき思ったけど。」

と言って私の額に手を当てる土方さん。

「んー…そういえば今日計ったら38度だったんですよ~」

「そうか。…っておい!思いっきり発熱状態じゃねぇか!」