「お前、落ち着いて考えてみろ。もし別の時代の人間と結ばれてみろ。本気で時代が狂うぞ」


「違うって………そんなんじゃない………」


それでも否定し続ける夏美に大貴は言った。


「じゃあ、平成の時代に帰るぞ」


夏美の顔色が変わった。


「えっ………」


大貴は言う。


「ほら。元の時代に帰ることに抵抗がある。元の時代に帰ることは、俺らにとっても新撰組の人にとっても1番の策じゃないのか?」


「………」