「とりあえず、今まで通りに過ごそう。何があってもいい様にはしとけ」


「うん………」


運が良ければ、元の時代に戻れるかもしれない。


運が悪かったら、何が起こるかわからない。


考えるだけでもドキドキした。


しかし、夏美は自分の異変に気づいた。


(私、何かこの時代に心残りでもあるのかな?)


一瞬だけ、元の時代に帰りたくないと思った。